今回は、nisa 投資信託 デメリット について書かせていただきます。
NISAがお得なことは分かったから
株やら投資信託を利用して100万円の枠を使おう!
と適当にNISA(ニーザ)で株やら投資信託を買っていては
損してしまいます!
この記事では
NISA(ニーサ)を利用して
株やら投資信託やらを購入する時に
デメリットとなるポイントについてシェアします。
この記事の目次
デメリット その1:損益通算が出来ない!
投資や資産運用を多少なりとも行っている人や
確定申告を自分自身で行っている人はピンと来るかと思いますが、
『損益通算』とは何かわかりますか?
初心者の人にも分かりやすくするために
簡単な例を出したいと思います。
前提条件
- 税率:20%
- 株式:10万円の利益
- 投資信託:2万円の損失
損益通算一例
上記の前提をもとに考えてみたいと思います。
株式で10万円の利益が出ただけの人は、
10万円×20%=2万円が税金となり
手取りの利益は8万円となります。
投資信託で2万円の損失が出ただけの人は、
支出する税金はありません。
で、
通常の場合
ここの株と投資信託で出た利益と損失を合算して
税金を算出することが出来るわけです。
上記の例をそのまま利用すると
10万円の利益+2万円の損失=8万円の利益となり、
8万円×20%が税金となります。
よって
納めるべき税金は16,000円となり
単体で納めるはずであった金額20,000円に比べると
4,000円お得になっていることがわかると思います。
ですが!!!
NISA口座で運用している株や投資信託に関しては
この損益通算という方法を利用することが出来ないのです!
一般口座とNISA口座の損益通算が出来ないだけでなく
NISA口座内の商品もまとめて考えることが出来ません。
デメリット その2:損失の繰り越しが出来ない!
これは自分自身で確定申告をしている人は実感出来ると思いますが
株式投資や投資信託を利用している時に発生した損失に関しては
個人であっても最長3年間は損失を繰り越すことが出来ます。
例えば、
確定申告1年目に50万円の損失が発生し、
翌年(2年目)に100万円の利益が出たとしても
2年目に100万円×20%=20万円の税金を支払う必要がなくなるのです。
どうなるのか?というと、
(100万円(2年目の利益)-50万円(1年目の損失))×20%=50万円×20%
=10万円ということで税金は10万円で済む事になります。
損失の繰り越しが出来る事で
10万円の節税になるわけです。
で・す・が!!!
NISA口座で発生した損失は翌年に繰り越せないルールになっているので
この繰越ルールが適用出来ません。
一例を出しますと
1年目にNISA口座で80万円の損失が出た。
2年目に通常口座で80万円の利益が出た。
もし仮に
NISA口座の損失を繰り越し&通算する事が出来たのであれば
▲80万円(1年目の損失)+80万円(2年目の利益) ⇒ 0となり
課税はなくなる計算になります。
しかし、
NISA口座は損失の繰り越しが出来ないので
2年目の利益である80万円にそのまま20%の課税がされてしまいます。
⇒ 80万円×20%=16万円の税金がかかります。
デメリット その3:100万円の枠は再利用出来ない!
デメリットの3つ目ですが、
NISA口座を利用出来る【枠】についてです。
2015年現在のところ
1年間で利用出来るNISA口座の枠は
最大100万円と決まっています。
資産家にとっては小さな枠でしかありませんが
タンス預金を引き出すと考えれば十分な金額かもしれません。
で、
重要なポイントは
100万円という枠は再利用出来ないということなのです。
どういうことか?と言いますと、
例えば2015年の2月に30万円の株式を購入したとします。
2015年の4月になって
株価が50万円に上がったので
20万円(50-30)の利益を確定させるために
株を売却したとします。
すると、
元々あったNISA口座の枠は
100万円 ⇒ 70万円となってしまうのです。
え?
当たり前では?
と思われたかもしれませんが、
高額株の短期売買を繰り返していると
アッという間にNISA口座の100万円枠を使い果たしてしまいます!
要は、
使い方を間違えてしまうと
NISA口座の旨みを全く使うことなく
枠を使い切ってしまう事になるのです。
ということで、
nisa 投資信託 デメリット
について書かせていただきました!
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